◆BRAIN GYM®（ブレインジム）とは？？
アメリカの教育学者ポール・デニソン博士が、ディスレキシア（識字・読書障害）をはじめとする、様々な学習障害を克服し軽減することを目指して、１９６０年代より取り組んできた研究の集大成です。ブレインジムの背景には、Ｅｄｕ−Ｋ（教育キネシオロジー）という考え方があります。Ｅｄｕ−Ｋとは、筋肉が教えてくれる情報を頼りに、自分で身心と感覚のバランスを取る方法を学び、くつろいで効率のよい学習を図ろうとするものです。
現在ブレインジムは、様々な用途や分野で使われています。学習状態を整えるためのシンプルなエクササイズとして、ビジネスの効率アップ、痴呆症の予防とケア、スポーツ競技者の身体コーディネイションのツールなどとして活用されています。
◆ブレインジムのエクササイズとは？
ブレインジムには、２６種類の単純な身体動作があります。キネシオロジーと言われる、筋肉と脳の働きに関する科学的研究成果を土台として、学習者のために生み出されました。慣れるにしたがい、自分の身心が必要に応じてエクササイズを選ぶようになるので、自己の身体の微妙な変化に気づきながら、誰でも気楽に取り組むことができます。
例えばクロスクロールというエクササイズがあります。それは、ちょうど＜行進＞のような動作ですが、片足をやや高く上げ、同時に反対側の手でその膝を軽く叩きます。身体の上半身と下半身に気づきながら、同時に左半身と右半身を、正中線を越えてダイナミックに関連させるという律動的な動作で、両脳をバランスよく使います。この動作は、人が幼児期の歩行以前に、ハイハイをしながら学習したもので、両脳を高度に複雑に統合させることが必要になります。そして実にこの両脳の協力関係は、読み書き時に必要とされる働きと同じタイプのものなのです。
ブレインジムは見るからにシンプルなエクササイズから推し量るより、はるかに深いものがあります。それは誕生以来の脳の発達にしたがって開発されてきた、内側の神経に働きかけ、記憶している学習（脳のコーディネイションの仕方）を思い出させることができるからです。
２６のブレインジムは、そのどれもが身体の前後・上下・左右を司る筋肉を、活性化しバランスする動作のいづれかと関わります。ひいては、＜集中して理解する力＞＜地に足をつけて組織化する力＞＜左右を統合してコミュニケーションを高める力＞と関係します。一つ一つは１〜２分程度の軽い動作です。自分の身心が欲するエクササイズを幾つか選んで行えば、その場で必要なバランスが確実にもたらされます。
講座紹介
◆ブレインジム101（BG101）
米国教育キネシオロジー財団認定講座です。この講座に参加すると２６あるブレインジムエクササイズだけでなく、脳の働きを３つの次元に分けて「バランス調整」と言われる自己メンテナンス方法を学びます。
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◆ブレインジム104（BG104）
米国教育キネシオロジー財団認定講座です。この講座は参２６あるブレインジムエクササイズに特化した講座です。
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◆脳の働きの最適化（OBO：Optimal Brain Organisation）
ブレインジム１０１の受講を終了されている方が対象の講座です。
目的に対して最も適した状態に自分を調整することを学びます。この講座の名称を日本語にするのは難しいのですが、オプティマルとは「最善の」とか「最適な」という意味です。脳のオーガニゼーションとは、別の言葉で言えば「私はどのようにふるまうか？」ともいえるでしょう。
プロファイルという教育キネシオロジーでの考え方を使って、今の「私」の強みと弱みを確かめます。その上で脳の機能とからだの機能が統合された状態へとバランス調整を行います。
新たにエネルギーエクササイズのバリエーションも学びます。 >>> 問合せ >>> 講座日程
◆ヴィジョンサークル（VC）
ブレインジム１０１の受講を終了されている方が対象の講座です。
ヴィジョン（Vision）は、通常、視覚と訳されます。しかし、この講座で扱うヴィジョンとは、目で見る能力だけではありません。観察者としての観点から出発し、共に働くという未来を作り出す観点までを、段階ごとに８つの分野（サークル）に分けて捉えます。バランス調整と共に、ビジョンジムエクササイズを新たに学びます。
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◆インデプス（ID )
Edu-Kインデプス【７つの次元の統合】は、ブレインジム１０１を既に学んだ方が対象の上級講座です。OBO、ヴィジョンサークル、TFHレベル１と２などの講座の内容を含み、発展させています。ブレインジム１０１で学んだ３つの次元を７つの次元へと拡大して、表層に現れた現象から深層にある課題に至るまでのアプローチを学んでいきます。
バランス調整に必要な学びのメニューは、４つの領域に分けて「身体の構造」「環境（パーソナルエコロジー）」「感情」「身体のエネルギーシステム（経絡）」へと拡大されます。ブレインジムエクササイズのように自らが能動的に行うもののみではなく、受動的な働きかけも学ぶので、教育キネシオロジーのテクニックを使ってのバランス調整の幅が広がります。
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◆BGインストラクター養成講座（BGTP）
教育キネシオロジーコンサルタント、ブレインジムインストラクターの資格取得のための講座です。実際に講座を教える状況を想定しながら、ブレインジム101講座の内容を復習し実習していきます。この講座を受講する前に、ブレインジム101とインデプスのケーススタディの提出が必要です。また、ブレインジム101講座を教えるためには、この講座の終了後、インストラクター契約を必要とします。
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◆ムーブメントファシリテーター養成講座（BG110）
ムーブメントファシリテーター資格を取得するための講座です。ムーブメントファシリテーターは「２６のブレインジムの動き（BG104）」講座を教えたり、ブレインジムエクササイズを使っての活動を行うことができます。一般の方にブレインジムエクササイズをお伝えする状況を想定しながら、ブレインジム１０４講座の内容を復習し実習していきます。この講座を受講する前に、ブレインジムエクササイズの実習（ケーススタディ）を終了している必要があります。この講座の終了後、ムーブメントファシリテーター契約を必要とします。
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